まんが解説!テレマティクス保険とは?ドラレコ特約と各社サービスの比較


まんがのセリフをテキストで読む
あかり「翔くんって意外に安全運転だね」
翔「無事故無違反だぜ!」
翔「優良運転者だから自動車保険料もっと安くしてほしいよなー」
あかり「運転歴1年でしょ…」
忍子「テレマティクス保険ってご存知?」
翔、あかり「忍子さん!?」
忍子「カーナビや保険会社専用のスマホアプリを利用して、ドライバーの運転技術のデータを送信」
ニンミャ「保険会社がそのデータをもとに保険料率を算定する自動車保険だミャ!」
翔「安全運転をすれば保険料が安くなるってことか!」
あかり「運転データがモニターされてると思うと安全運転しちゃうよね」
忍子「そう!安全運転意識が高まり実際に事故率が下がっているんですよ!」
ニンミャ「またそのデータを利用して事故防止のアラート通知や気象情報を教えてくれたり、トラブル時にはサポートしてくれるサービスもあるミャ!」
あかり「それは心強い!」
ニンミャ「ドラレコ特約もあるミャ!」
忍子「さっそく保険会社のサービスを比較してみましょ!」

任意加入できる自動車保険業界で最近話題になっているのがテレマティクス保険で、GPSやカーナビ、ドライブレコーダーなどの最新の情報機器を利用してドライバーの走行技術や走行距離などを測定し保険料に反映させるというものです。また専用アプリを活用して事故対応、事故処理に役立てるというものです。

今後はさまざまな損害保険会社がテレマティクス保険を導入していくと予想されており、加入者に合った自動車保険を選べば保険料もお得になる可能性があります。このページではテレマティクス保険の主な補償内容や各社サービスを比較して紹介しています。

テレマティクス保険とは

安全性が高い車の事故率の低さが証明されたことによって、2018年1月より衝突安全ブレーキ(AEB)が搭載されている先進安全自動車(ASV)に対して保険料の割引が適用されることになりました。最近ではAI(人工知能)が導入されている車種も増えており、カーナビケーションの普及にも伴ってGPS(位置情報サービス)が搭載されている自動車がほとんどです。

GPSを使った走行

このように先進技術が自動車に搭載されるようになったことで開発されたのがテレマティクス保険です。テレマティクスとは通信(テレコミュニケーション)と情報工学(インフォマティクス)を組み合わせて作られた造語で、車に搭載されたGPSやスマホといった端末から、走行距離や運転速度、アクセルとブレーキの頻度などの運転に関する情報を損害保険会社が分析し、安全運転レベルや走行距離に応じて保険料に反映させる仕組みになっています。

運転情報 運転行動情報
・運転日時、時間、頻度
・運転場所、走行距離
・最高速度、平均速度、エンジン回転数
・アクセル、ブレーキ
・車線変更、コーナリング

損害保険会社が取得する情報は主に「運転情報」と「運転行動情報」の2つに分類されています。運転情報は対象車がいつ、どこで、どれくらいの距離を走行したかを測定するもので、運転日時や走行距離の分析を行うために使用されます。このデータは走行距離に連動した保険料に影響し、これまで告知内容であった走行距離がテレマティクスを利用して反映されます。

一方で、運転行動情報はスピードやアクセル、ブレーキ、車線変更の頻度などを測定しドライバーの運転技術を分析するために利用されます。こちらのデータはドライバーの安全運転レベルやエコドライブ指標に反映され、運転者の安全運転の技術に連動した保険料に影響します。

今後は測定技術の発展とともにテレマティクス保険を導入する損害保険会社が増えていくと予想されています。またテレマティクス保険に加入しているドライバーが安全運転を意識したことで事故率が低下した、という報告もあるため事故防止のためにも注目を集めています。

保険料割引が受けられる会社

現在、テレマティクスを利用して保険料に反映されているのは「走行距離」と「運転行動」です。後者の運転行動とはドライバーがどれだけ安全に運転を行っているかを判定するもので、ドライブレコーダーやブラックボックスなどの機械を対象車に取り付けて測定します。

走行距離 運転行動
(安全運転レベル)
・損保ジャパン日本興亜
・ソニー損保
・あいおいニッセイ同和損保(レクサスのみ)
・損保ジャパン日本興亜
・ソニー損保
・三井住友海上
・あいおいニッセイ同和損保
・東京海上日動
・チューリッヒ

損保ジャパン日本興亜では、スマートフォンアプリ「ポータブルスマイリングロード」を使って一定期間の安全運転レベルを測定します。運転特性の分析結果によって割引率が決まり、新たに損保ジャパン日本興亜と契約する自動車保険について最大20%の保険料割引が適用されるというものです。

またソニー損保の「やさしい運転キャッシュバック型」では、専用の車載器「ドライブカウンタ」を使って安全運転スコアを測定します。安全運転スコアが90点を超えると最大で20%の保険料割引が適用されるので、普段から安全運転を心がけている方におすすめの保険です。

他社では端末を利用した安全運転のサポート、万が一の事故の際に事故受付センターとの連絡サービスを提供していますが、保険料が割引されるのは損保ジャパン日本興亜とソニー損保のみです(2018年12月現在)。今後は2社に続いて各社が走行距離や運転行動と連動した割引制度を整備していくと予想されています。

ドライブレコーダー特約とは

走行中の周辺状況や万が一の事故の映像を録画することができるドライブレコーダーですが、損害保険会社が契約者に貸し出し事故記録やコールセンターとの連絡をサポートしてくれる「ドライブレコーダー特約」も誕生しました。販売しているのは損保ジャパン日本興亜と東京海上日動で、それぞれ独自に開発した機器を車に取り付けます。

項目 損保ジャパン
日本興亜
東京海上日動
月額料金 850円 650円
事故対応 自動 自動
映像送信 自動 自動
走行診断 あり あり

どちらのサービスも月額利用料が発生しますが、万が一の事故の際にも衝撃を受けるとセンサーが働き自動でコールセンターへ連絡します。すぐに担当者が運転者に対して連絡を行い、安否確認を行った上で救急車や警察の手配などを代行してくれるので安心です。もちろん事故の映像も記録されているので、相手方がいる事故では過失割合の認定や示談交渉の際にも役立ちます。

また安全運転レベルの走行診断をはじめ車線逸脱や高速道路の逆走に対して警告も行ってくれるので、運転に慣れていない若年層も安全運転をサポートしてくれるので安心です。もし山中で単独事故を起こした場合でもGPSによる位置情報追跡で担当者が事故現場を特定し、送信されてきた映像から判断して救急車の要請やロードサービスの手配も行ってくれます。

今後は走行距離や安全運転スコアに応じた保険料割引と事故時におけるサポートが合体したサービスや、自動運転と連動した補償内容が拡充されると期待されています。

テレマティクス保険とドラレコ特約のまとめ

  • 通信と情報工学を組み合わせて走行距離や安全運転スコアを測定
  • 加入者の特性に応じて保険料に反映される
  • ドライブレコーダーを利用して事故映像の記録やコールセンターへの自動連絡を行う

参考記事
・BIGLOBEニュース:「テレマティクス自動車保険、導入企業の7割で事故が減少
・ソニー損保:「やさしい運転キャッシュバック型
・損保ジャパン日本興亜:「主な特約一覧(特約の概要)

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