まんが解説!損保会社を乗り換える際に気をつけるポイント


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翔「まじか?この会社の自動車保険、今のより安い!」
翔「しかも今なら新規加入で1万円プレゼント!?今すぐ乗り換えだ!」
忍子「ちょっと待った!今の保険、満期前じゃない?」
翔「そうだけど?半年で解約したら使ってない分は戻ってくるよね?」
ニンミャ「解約返戻金は短期率で計算する会社が多いミャ」
翔「短期率?なにそれ?」
翔「半年だから半分戻ってくるわけじゃないんだ…」
ニンミャ「あと満期率に乗り換えると等級アップも遅れるミャ」
翔「まじかー!?」
忍子「乗り換え前の事故歴も新しい等級に引き継がれて等級に反映されますよ」
忍子「より安い自動車保険に乗り換えるのはお金の節約になりますが、タイミングによっては損することも!」
翔「やっぱり満期まで待つか…」
忍子「自動車保険の乗り換え手続きの注意点やポイントなど他にもいろいろあるよ」
ニンミャ「くわしくはこちらミャ!」

現在加入している損害保険会社との自動車保険契約を解約して、新しい損害保険会社の自動車保険へ乗り換える際にはどのような手続きが必要なのでしょうか?等級の引継ぎをはじめ補償内容の見直しなど乗り換え時のチェックポイントについても詳しく解説しています。

損保会社を保険期間中に解約する場合

任意で加入する自動車保険は保険期間中であっても途中で解約することができます。1年の短期契約や2~3年といった長期契約に関わらず途中で解約することができ、契約している損害保険会社に連絡を行い解約日をこちらで決めることができます。

また途中で解約をしても一定期間のうちに他社へ乗り換えれば等級を引き継がせることができます。ただし、現在の自動車保険の保険期間中に事故を起こした、事故を起こしていないかで乗り換え時において等級が変わるが決まるのでよく確認しておきましょう。

解約返戻金と短期率

契約している自動車保険の保険期間がまだ残っている状態で解約を行うと、支払った保険料が保険期間に応じて解約返戻金として契約者に返還されることになっています。例えば1年契約で保険期間が4ヶ月残っていた場合、途中で解約を行うと年間保険料の3分の1に相応する保険料が損保会社から戻ってきます。ただしこの解約返戻金については「短期率」と呼ばれるものが適応されて、あらかじめ設定された短期率に応じて戻ってくる保険料が決まります。

短期率
7日まで 10% 15日まで 15%
1ヶ月まで 25% 2ヶ月まで 35% 3ヶ月まで 45%
4ヶ月まで 55% 5ヶ月まで 65% 6ヶ月まで 70%
7ヶ月まで 75% 8ヶ月まで 80% 9ヶ月まで 85%
10ヶ月まで 90% 11ヶ月まで 95% 12ヶ月まで 100%

解約返戻金は{100%-短期率×年間保険料}で計算されます。例えば契約期間の半分が残っている状態(保険期間6ヶ月)で解約を申し出た場合、年間保険料の30%が解約返戻金として損保会社から払戻しされることとなります。上の短期率は三井ダイレクト損保で定められているものですが、短期率は損害保険会社によって異なるので解約時に確認しておきましょう。なお月払いにされている方は経過していない保険期間の日数に応じて、月割保険料に短期率が適用されば分が返還されることになっています。

等級の引継ぎについて

ほとんどの保険会社間では等級の引継ぎを行うことができ、上がった等級を新しい損害保険会社でも適用させられるので保険料の割引を受けることができます。通常であれば保険期間中に保険金を請求するような事故が無ければ更新時に1等級アップ、事故を起こして保険金を請求した場合は更新時に3等級ダウンまたは1等級ダウンとなります。

事故の有無による等級の違い

同じ損保会社で契約更新せずに他社に乗り換える場合でも、更新時に他社に乗り換えるのであれば事故の有無に応じて等級のアップダウンがあります。ただし保険期間の途中で保険会社を乗り越える場合は大きく異なる点があります。事故が無かった場合では乗り換え時に等級アップがすぐに適用されることはなく、事故がないまま次回の更新を迎えることができれば等級が1つアップします。

また事故があった場合では、事故なしの場合とは反対に乗り換え時に等級ダウンがすぐに適用されることとなります。3等級ダウンで5等級以下となると事故有等級も適用されるため、保険料も大幅にアップしますので注意しなければいけません。過去の事故件数によっては引受拒否(契約できない)されることもあるため、現在の自動車保険を解約する前に新しい損害保険会社に事前確認するようにしましょう。

損保会社を乗り換える場合の注意点

以上のような点に加えて、自動車保険を他社に変更する場合はいくつかの注意点があります。特に以前の保険会社が提供していた独自の特約やロードサービス、他の会員サービスなどが乗り換えによって利用できなくなる点には注意する必要があります。

また乗り換え時に保険の空白期間が生まれると補償が受けられなくなる点にも注意しましょう。等級の引継ぎも更新日や解約日から7日が条件となっているため、速やかに乗り換えの手続きを済ませることが大切です。

補償内容、サービスのチェック

  • 補償内容、保険金額、補償範囲
  • 特約、ロードサービス、会員サービスの変更

新しい損害保険会社に乗り換える前に、現在加入中の自動車保険について点検を行ってみましょう。手厚すぎる補償や無駄な特約はないか、記名被保険者本人しか乗らないのに限定なしに設定していたり年齢条件を低くしすぎていないか、などについてもう一度よく確認しておきましょう。特に車両保険は限定Aやエコノミーにすることで保険料を大幅に抑えることができるので、乗り換える際に見直しを検討してみましょう。

個人賠償責任特約や自転車特約は生命保険や他の損害保険と重複していることも多く、他の保険で補償を受けられるのであれば自動車保険で加入する必要はありません。また警備スタッフによる事故現場への駆けつけや宿泊費用負担などのロードサービス、会員向けの割引サービスなどは損害保険会社によって内容が異なるので、乗り換えによって使えなくなるサービス、反対に使えるようになるサービスについてもよく確認しておきましょう。

保険期間と更新時の猶予期間

実際に保険期間は更新日(解約日)の午後4時までとしている損保会社もあるので注意する必要があります。例えば11月8日に加入中の自動車保険の満期日となっているのであれば、11月8日16時00分までに起こった事故が補償の対象となります。損保会社によって16時までとしていたり24時00分までとしているところもあるので、乗り換えの際に担当者に聞いてみたり約款をチェックするようにしましょう。

また、等級の引継ぎを行う場合は更新日または解約日から7日以内と定められています。補償の空白期間を生じさせないためにも更新日から新しい自動車保険の補償がスタートできるように手続きを済ませておくことが大切です。海外出張や留学などでしばらく車を利用しないという方は、上がった等級がリセットされないためにも中断証明書を発行してもらうことをおすすめします。

乗り換え手続きのプロセス

  • 新しい損保会社に加入の申込みを行い見積もりを取る
  • 加入中の自動車保険の解約申請を行い、必要な手続きを済ませる
  • 更新日に新しい自動車保険へ切り替わるように手続きを行う
  • 更新日に新しい自動車保険の補償がスタートする

自動車保険を実際に乗り換える際は、まず解約を行うより乗り換え先の損保会社に申込みの連絡を行うことが大切です。過去の事故件数によっては加入を断られることもありますし、見積もりをとってみないと保険料はわかりません。そのためまず加入を検討している損保会社の代理店やダイクレト型であれば一括見積もりサービスなどを利用して保険料を比較検討してみましょう。

補償内容や保険料をチェックし引受可能であることを確認したのであれば、現在加入している自動車保険の損保会社に解約する旨を連絡します。保険期間中であれば解約返戻金を受け取り、郵送されてきた書類へ記載して返送します。また解約日と新しい自動車保険の補償がスタートする日を調整します。特に新しい車へと変更する場合、補償開始が16時の場合は納車の前日に補償がスタートするように申込みをしておきましょう。

解約日を迎えると自動的に新しい自動車保険へと補償が切り替わります。ただし、新しい損保会社への保険料支払いは事前に済ませておくことが必要です。また事故対応アプリやドライブレコーダーなどは乗り換え先の損保会社のものへと変更し、万が一の事故に備えるようにしましょう。

損保会社を乗り換えるポイントのまとめ

  • 保険期間の途中で解約する場合は返戻金と等級が変わるタイミングに注意
  • 補償内容を見直し無駄をチェックし、サービスや保険料の比較検討をしておく
  • 先に新しい損保会社へ連絡し、指示に従って切り替えの手続きを行う

参考記事
・三井ダイレクト損保:「契約内容の変更に関する注意点を教えてください。
・保険スクエアbang!:「自動車保険を途中解約して他社の保険に乗り換えるときの注意ポイント

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