まんが解説!未成年(18歳、19歳)や学生の自動車保険の保険料相場とは?

自動車保険への加入を検討するB
未成年者による契約のポイント

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あかり「自動車免許も取れたし、早く車乗りたいなー」
あかり「自動車保険っていくらかかるんだろ…?えっ?高っ!?26万円?」
忍子「未成年者の保険料が高いのには訳があるんです」
あかり「忍子さん!いつからそこに!?」
ニンミャ「未成年者の事故率が高いから保険料も高くなるミャ!」
忍子「でも保険料は保険会社や条件によって変わってくるよ!」
あかり「そもそも自動車保険って未成年でも契約できるの?」
忍子「基本的に契約はできません」
忍子「でも親が契約者になれば子は記名被保険者になって補償を受けることができます」
ニンミャ「同居か別居か既婚か未婚か車を共有するかしないかなどで条件が変わってくるミャ」
あかり「えー?そうなのー?ややこしー」
忍子「未成年者の高い保険料は条件によってう~んと安くなりますよ」
ニンミャ「知っとくとお得な情報はこちらだミャ」

18歳、19歳といった未成年や学生の方が自動車保険(任意保険)に加入するとどれくらいの保険料がかかるのでしょうか?任意保険の保険料は記名被保険者(主に契約対象の車を運転する人)の年齢によって大きく異なり、若い世代の人は事故率が高いため保険料が大幅にアップする点に注意しなければいけません。このページでは18歳、19歳といった若い方の保険料相場や、保険料を抑えるポイントについて解説しています。

未成年の任意保険の加入

自動車免許は18歳より取得することができ、免許を取得すると自動車を運転することができるようになります。もちろん自賠責保険に加入する必要がありますが、万が一事故を起こしたことを考えれば自動車保険(任意保険)に加入しておくようにしましょう。

自賠責保険では年齢による保険料の違いはありませんが、任意保険においては18歳や19歳の方に対しては保険料が割高になっているので注意が必要です。下は警察庁が発表した平成24~28年の「免許人口10万人当たりにおける単路の正面衝突等死亡事故の発生件数」を年齢別に表したグラフです。

年齢別の事故死亡率(警察庁より)

原付も含めたデータですが「16~19歳」「85歳以上」の事故率が非常に高くなっています。高齢者は老化による「認知機能の低下」が高い事故率の原因と考えられており、アクセルとブレーキを踏み間違えたり道路を逆走してしまい事故につながるケースが増えています。反対に若い人が認知機能も衰えていないのにも関わらず事故率が高いのは、「運転に慣れていない」「運転技術が未熟」といった理由が考えられます。

「事故率が高い」という点からも未成年者が任意保険に加入する必要性は高く、万が一事故を起こしても多額の賠償金を支払うことができるように補償内容を手厚く設定しておくことが大切です。「対人補償」「対物補償」は無制限とし、「搭乗者傷害保険」「自損事故傷害保険」は1,000万円を超える補償で備えておくことをおすすめします。

18歳の保険料相場

トヨタプリウス(ZVW50)で任意保険に加入する場合、年齢制限と車両保険の条件を変えて保険料の見積もりをとってみました。主な保険会社では年齢制限を「全年齢(18~20歳を含む)」「21歳以上」「24歳以上」「30歳以上」「35歳以上」と区分しており、基本的に事故率が高い若い年齢のドライバーを補償対象に含めると保険料がアップしています。

見積もりの条件設定として、免許の種類は「グリーン免許」、使用目的は「日常・レジャー」、運転者限定は「家族限定(同居の子の年齢を変更)」、等級は「6S等級」、事故有係数は「適用なし」、車種は「トヨタプリウスZVW50」「自動ブレーキあり」としています。また補償内容は、対人・対物補償は無制限、人身傷害5000万円、車両保険一般型、車両保険金額240万円、免責金額10-10万円としています。

項目/年齢 18歳 21歳 24歳 30歳 35歳
車両保険
(一般型)
182,170円 125,430円 114,940円 90,510円 90,510円
車両保険
(エコノミー)
123,470円 87,400円 81,220円 65,230円 65,230円
車両保険なし 84,400円 62,090円 58,780円 48,410円 48,410円

18歳と21歳では車両保険(一般型)ありでは年間保険料に6万円近くの差があり、30歳以降の保険料と比べると18歳の保険料は2倍以上となっています。エコノミータイプ(車対車のみ)では一般型に比べておよそ3分の2の保険料となっており、未成年の事故率の高さが起因して保険料を押し上げていると考えられます。

また車両保険の中でも18歳の人を補償範囲に入れて単独事故を補償範囲に加える場合(一般型)では、「52,810円」も保険料がプラスされてしまいます。このように運転初心者で事故率の高い未成年のドライバーだと、保険料が大きく上がってしまう点に注意する必要があります。特にプリウスのような車両価格が高い車種を契約対象の車両とする場合では、車両保険をつけるかどうかで保険料が大きく異なります。年齢が若いドライバーを補償範囲に含める場合は気をつけましょう。

未成年が契約できない損害保険会社

2022年4月より18歳、19歳の人も成人とみなされることになりましたが、現行法のもとでは未成人の方が自動車保険に加入する場合は損保会社によって対応が異なるので注意が必要です。以下に主な保険会社の対応についてまとめています。

保険会社 未成年者の契約
三井ダイレクト損保 契約可能
セゾン自動車火災
(おとなの自動車保険)
契約可能(電話による手続きが必要)
アクサダイレクト 契約できない(結婚していれば可)
チューリッヒ
ソニー損保
損保ジャパン日本興亜
契約できない(親族を契約者、未成年者を記名被保険者として契約できる)

三井ダイレクト損保では契約開始日に契約者および記名被保険者が18歳以上であれば契約することができます。セゾン自動車火災ではインターネットによる未成年者の加入が不可で、電話による手続きであれば契約可能としています。またアクサダイレクトのように結婚していれば民法上の成人とみなされるので、既婚の18歳、19歳でも契約者となることができます。

反対にチューリッヒやソニー損保などの会社では未成年が任意保険の契約をすることができず、親族を契約者として未成年者を記名被保険者にすることで任意保険の補償を受けられることができます。

未成年の保険料を抑えるポイント

「事故率の高さ」や「運転技術の未熟さ」から任意保険の補償範囲に未成年者を加える場合は保険料が大幅にアップしてしまいますが、いくつかのポイントを抑えることで保険料を大きく下げること可能です。

セカンドカー割引、等級引継ぎ

親や親族と一緒に住んでいる場合は、「セカンドカー割引」や「家族からの等級引継ぎ」といった方法で保険料を節約することができます。セカンドカー割引とは同居中の親族が2台目以降の車を同じ損保会社で自動車保険の契約を行うことで、通常は6等級からスタートする等級が7等級からスタートできるというものです。

等級が1つ上がるだけでも割引率は10~12%ほど変わるので、年間保険料が20万円近くもする未成年者の保険料を数万円も節約することもできます。また同居している家族が持っている高い等級を引き継ぐことによって、トータルの保険料を大きく節約することも可能です。家族間の等級引継ぎは損保会社によって手続き方法が異なるので、電話でお問い合わせされることをおすすめします。

また家族限定の特約をつけて割引を受けると「同居の親族」にのみ補償が適用されるので、実家から離れて一人暮らしをしている子どもは補償の対象外となるので注意が必要です。

車両保険の有無、契約車種の選択

プリウスの見積もり結果からも、車両保険をつけるかどうかで保険料が大きく異なるのがよく分かります。18歳を記名被保険者とする場合、一般型(全補償)と車両保険なしでは10万円近くも保険料が異なります。そのため保険料を抑えるためには車両保険をつけるかどうか、または車両保険の種類を選ぶことが大切です。

自損事故の場合は自腹で修理するというのであれば保険料を6万円近く節約することも可能です。ただ、運転に慣れていない免許取り立てのドライバーは駐車時に塀や電柱に車をぶつけてしまうことも多いので、自損事故の補償を外すことはあまりおすすめしません。

プリウスは車両保険金額が200万円と車両価格自体が高くなっているため、年齢に関わらず保険料も大きくアップしています。18歳の場合はその影響も大きく受けるためよりいっそうの保険料アップにつながっています。18歳の人が自動車保険に加入する際には車両価格が低い中古車や年式が古い車、軽自動車などを選ぶと保険料を抑えやすくなります。

18歳(学生)の自動車保険のまとめ

  • 18~20歳の人は事故率が高いとされているため保険料も高い
  • 未成年者が契約者となれない損害保険会社も多いため注意する
  • 保険料を抑えるためには等級の引継ぎや車両価格が低い車種を選ぶことが大切

参考記事
・ソニー損保:保険なるほど知恵袋「家族限定は「別居の子ども」にも適用される?
・アクサダイレクト:「未成年でも契約できますか?

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