まんが解説!他人名義の車を運転したり保険をかける場合は?


まんがのセリフをテキストで読む
あかり「来週の音楽フェス、翔君の車で行くんだよね」
翔「俺の車だと6人も乗れないよー」
叔父「俺のミニバン借りるか?」
翔「え?叔父さん良いの?」
忍子「ちょっと待って!」
忍子「他人名義の車を運転する場合、自動車保険の補償はちゃんと確認してる?」
みんな「忍子さん!」
叔父「わしの車は限定なしだから誰でも乗れるだろ?」
忍子「それでも翔君が運転して事故を起こすと叔父さんの等級が下がりますよ」
ニンミャ「でも運転する翔君が他車運転特約を加入しておくと叔父さんの等級は影響されないミャ!」
翔、叔父「なるほど!」
その後、、、
叔父「新しい車買うからあのミニバン譲ろうか?」
翔「え?いいのー?」
忍子「ちょっと待って!親戚といっても他人名義の車なので名義変更しないとダメです」
ニンミャ「配偶者や同居の家族なら大丈夫なんだけどミャ」
忍子「他にも他人名義の車を譲り受ける場合は注意が必要です。例えば5等級以下だとその等級を引き継ぐことに、、、」
翔「え!そうなの?」
ニンミャ「ローンが残ってないかも確認してミャ」
翔「おじさん?」
叔父「俺のは大丈夫だって!」
ニンミャ「そのほかの詳しい情報はこちらだミャ」

他人が所有している自動車を運転する場合、事故を起こしてしまったり車を盗まれてしまった場合はどのような補償を受けられるのでしょうか?保険の契約状況によっては任意保険の適用を受けられないこともあるので注意が必要です。また他人名義の車で保険に加入する方法や加入できないケースなどについても解説しています。

他人名義の車を運転しても補償される方法

友人や知人、親戚が所有している車を借りて運転することになった場合、任意保険の補償を受けるためにはいくつかの方法があります。まず自分自身がどこかの自動車保険に加入しているのであれば、「他車運転危険特約」を付けることによって契約対象以外の車を運転しても補償を受けることができます。

    他人名義の車を運転する場合でも補償を受ける方法

  • 1.他車運転危険特約を付帯させる
  • 2.他人の任意保険の補償範囲に入る
  • 3.1日自動車保険、ドライバー保険

また所有者などが車に対して任意保険をかけている場合、運転する人が補償範囲に含まれていれば事故を起こしても補償を受けることができます。この場合では対象範囲を「限定なし」に設定しておく必要があります。

車を友人に貸す男性

3つ目の方法として短期の保険期間であるドライバー保険や1日自動車保険に加入するというものもあります。ドライバー保険は1年間に限って対象車種であれば誰が所有している車であっても補償を受けられるというものです。等級はなく車両保険を付けることはできませんが、年に何度も他人名義の車を運転する機会がある方にはおすすめです。

他車運転危険(補償)特約とは

他車運転危険特約とは自分自身が加入している任意保険に付帯させることができる特約で、記名被保険者または家族(※1)が他人名義の車を運転していた際に事故を起こしたり巻き込まれても加入中の任意保険の補償を受けることができます。ただしこの特約の補償が適用されるのは以下の条件を満たした場合のみとなります。

    他車運転危険特約の適用条件

  • 1.記名被保険者、配偶者、同居中の親族、別居中の未婚の子(※1)
  • 2.運転者が補償範囲に含まれていること
  • 3.対象車種(自家用8種)を運転していること
  • 4.停車中、駐車中に起こった事故ではないこと
  • 5.所有者の承諾を得て運転をしていること
  • 6.一時的に使用していること

1.の条件を満たしていても加入中の任意保険の補償対象の中に含まれていることが補償を受けるために必要な条件となっています。例えば記名被保険者の同居中の子ども(22歳)が他人名義の車を運転して事故を起こしてしまった場合、補償範囲を本人限定としていたり年齢条件を25歳以上としている場合であれば補償を受けられないので注意が必要です。

また任意保険の加入条件となっている「自家用8種」を借りて運転していることも適用条件となっています。自家用8種とは「普通自動車」「小型乗用車」「軽自動車」「小型貨物車」「軽四貨物車」「自家用四輪貨物車(最大積載量2トン以下)」「特殊自動車」のことで、キャンピングカーでも補償対象となっています。

もう1つ気をつけなければいけないのが「停車中、駐車中の事故は補償されない」という点で、例えばコンビニの駐車スペースへ移動させる際に起こった事故や信号や踏切などで停車している際に起こった事故に関しては保険金を請求することができません。他人名義の車で停車中に後ろから追突されてケガを負ったり亡くなっても、自分自身や家族が加入している自動車保険を使えないということに注意しておきましょう。

    他車運転危険特約で利用できる保険

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 人身傷害保険
  • 搭乗者傷害保険
  • 自損事故保険
  • 無保険車傷害保険
  • 車両保険
  • その他特約(保険会社による)

他にも車の所有者の許諾なしに運転していたり、日常的に他人名義の車を使用しているケースではこの特約は適用されません。他車運転危険特約を付帯させるメリットは、借りた車にかけられている保険よりも優先して使用することができるという点です。借りた車にかけられた保険を使用すると3等級(または1等級)ダウンし翌年より3年間事故有等級が適用されて保険料が大幅にアップしてしまいます。この特約を使って自分自身の自動車保険を使えば自身の等級が下がるので、車を貸してくれた人に迷惑をかけなくて済むという点がポイントです。

自分自身が車両保険に加入していれば借りた車が盗まれても保険を使って車の時価額を保険金として受け取ることができます。時価額は借りていた車の車種、年式、型式などが同じ車が市場で販売されている価格のことで、契約している車両保険金額が受け取れるわけではないという点にも注意しておきましょう。

任意保険の補償範囲に入る

借りている車にかけられている自動車保険が「限定なし」で設定されている場合、他人名義の車を運転しても補償を受けることができます。他車運転危険特約と異なる点として年齢条件に関する規定があり、「限定なし」で設定している場合において「他人」に分類される人は何歳であっても補償されるのが大きな違いです。

運転者記名被保険者
(50歳)
配偶者
(48歳)
同居中の子ども
(22歳)
他車運転危険特約×
限定なし(他人名義の車)
※年齢条件25歳以上、家族限定の場合

先ほどの例のように他人の車を借りて運転しているケースで考えてみましょう。他車危険運転特約の場合では同居中の子どもは22歳であるため年齢条件を満たさず補償の適用外となっていましたが、他人が加入している自動車保険の年齢条件が25歳以上と設定されていても「限定なし」であれば補償を受けることができます。

ただし限定なしで設定すると大幅に保険料がアップしますし、保険を使うと契約者の等級が下がってしまうなどのデメリットもあります。車を貸してくれた人に迷惑をかけたくないのであればドライバー保険や1日自動車保険を活用されることをおすすめします。

他人名義の車で自動車保険へ加入

他人が所有している車に対して任意保険をかけることはできるのでしょうか?例外を除いて基本的に他人名義の車に対して保険契約を行うことはできません。車の所有者との間に譲渡や売買契約が交わされていて、名義変更がまだ行われていないという状態であれば自動車保険に加入することができます。

テレアポで確認

またカーローンの債務が残っている場合では、返済がある程度進んでいないと名義変更を行うことはできません。そのため譲渡や売買契約が交わされていたとしても自動車保険に加入できないこともあるので事前に保険会社によく確認されることをおすすめします。

加入できる条件について

所有者契約者記名被保険者
配偶者または親族本人本人配偶者親族
配偶者または親族以外
(友人、知人など)
本人本人配偶者親族
×××

ほとんどの保険会社では車の所有者が配偶者や同居中の親族(6親等まで)であれば自動車保険の契約を行うことができます。この場合、契約者本人、配偶者、親族のいずれも記名被保険者となることができます。

一方で実質的に車を利用していたり自由に使用できる状況であったとしても、名義がまだ他人のままだと保険の契約を行うことができません。これは事故率が高い人に代わって他の誰かが契約を行うことを防ぐためで、任意保険の加入の際に契約者、記名被保険者、所有者の関係については告知義務として挙げられています。未加入のままで運転するのはリスクがとても高いのでできるだけ早く名義変更を行い自動車保険への加入手続きをスムーズに行えるようにしておきましょう。

他人名義の車を運転する場合のまとめ

  • 他社運転危険特約を付帯させることで補償を受けられる
  • 限定なしに設定すると誰が運転しても補償を受けられるが、保険料がアップしたり等級をダウンさせてしまうデメリットがある
  • 他人名義の車で任意保険の契約は原則として行えないので、名義変更の手続きを速やかに済ませる

参考記事
・チューリッヒ:「1日自動車保険とドライバー保険の違いは?
・オリコン:「他人名義の車でも自動車保険は加入できるの?

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