まんが解説!いざという時に役立つおすすめの特約


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父「何を調べてるんだ?」
あかり「この間友達が運転中に事故しちゃって…それで私の自動車保険って何が補償されているか気になって」
忍子「自動車保険は基本補償がベースになっています」
あかり「忍子!いつからそこに?」
忍子「一般的な基本補償はこんな感じ」
ニンミャ「これらの保険は外すことができないミャー」
忍子「これらの基本補償をベースに追加の補償やサービスをプラスできるのが特約!」
ニンミャ「いろんな保険会社から多種多様な特約が販売されてるミャ!」
父「念のために全部入っておいた方がいいんじゃないか?」
あかり「うちの家族バイク乗ってないよ!」
あかり、父「忍子さーん!どの特約に入ればいいのー?教えてー!」
忍子「仕方ないですね…」
忍子「では早速おすすめの特約や注意点を紹介します!」
あかり、父「はーい」

自動車保険の「特約」は自分にとって必要なものを取捨選択できる補償で、自分の生活や家族構成に合った組み合わせを自由に選ぶことができます。しかし特約は種類が多く内容も複雑なので、「たくさんある中でどの特約を選べばいいんだろう?」と疑問を抱く方も多いと思います。そこでこのページでは自動車保険の補償がどのように構成されているか、特約の特徴やメリット、デメリットなどについて詳しく解説します。

自動車保険の基本補償と特約について

自動車保険(任意保険)に加入する際にまず確認するべきなのが「どのような補償内容が受けられるか」という点です。任意保険は基本的に「基本補償」と「特約」で構成されており、この「基本補償」と「特約」の組み合わせによって保険の内容や保険料が変わってきます。

基本補償について

「基本補償」とは保険会社側があらかじめ加入を指定している補償のことで、この補償を外すことはできません。基本補償は事故が発生した時に必ず必要となる補償であることが多く、自動車保険に必要不可欠な内容です。どのような補償が基本補償になるかは保険会社によって少しずつ異なりますが、ほとんどの保険会社がほぼ同じ内容をセットとしています。

  • 対人賠償保険
  • 対物賠償保険
  • 人身傷害保険
  • 車両保険

基本補償は以上のような保険で構成されており、「相手への賠償」と「ご自身への補償」に分けることができます。「相手への賠償」の中で「人への賠償」となるのが「対人賠償保険」、「物や車への賠償」となるのが「対物賠償保険」です。自動車事故により他人を怪我させてしまったり、財物に損害が生じてしまったりした場合に補償してくれる保険です。

「ご自身への補償」の中で「自身への補償」が「人身傷害保険」、「物や車への補償」は「車両保険」です。保険によっては車両保険が基本補償として含まれていないこともあります。事故により自身が怪我をしてしまった場合や車に損害が出た場合は人身傷害保険や車両保険から保険金が出ることになります。

特約について

自動車保険に必ず付帯される「基本補償」に対し、基本補償ではカバーできない部分を補償してくれるものが「特約」です。保険会社によって特約は「選べるオプション」や「その他の補償」と呼ばれていることもあります。また「自動セット」と呼ばれる契約加入時に自動的にセットされているタイプと、「任意特約(任意オプション)」と呼ばれる付帯させるかどうかを決められるタイプがあります。

例えば「他車運転危険補償特約」や「被害者救済費用補償特約」は自動セットになっていることが多い特約ですが、特約の内容や名前、支払われる条件、自動セットになる特約は保険会社ごとに異なります。また任意特約は契約の際には付帯させるかどうかをしっかりと検討することが大切です。

保険加入時に特約の内容をチェックする際は、「自動セットになる特約は何か」「その特約で保険金が支払われる条件」「保険金が支払われないケース」「免責金額(契約者が負担する金額)があるかどうか」といったポイントをよく調べておきましょう。

任意保険のおすすめ特約

自動車保険は補償内容や特約が複雑で、契約内容をなんとなく決めてしまう方も多い保険です。しかし自分に必要な補償をきちんと選んで契約することで、いざという時に心の支えとなります。事故が起きると誰しも焦ってしまい不安になるものですが、自分がどのような保険に加入しているか把握しているだけでも安心に繋がるのです。

特約はライフスタイルや家族構成によって人それぞれ必要なものが異なります。自分にとって必要な特約を見極め、充実した補償内容になるように設計しましょう。

弁護士費用特約

さまざまな特約の中でも最も付帯をおすすめするのが弁護士費用特約です。弁護士費用特約とは、自分に非のない被害事故(過失ゼロ)の際に生じる弁護士費用や、弁護士への法律相談などにかかる費用を保険金額を限度として補償してくれるプランです。

こちらの過失がゼロである事故の場合、保険会社は代理で示談交渉を行うことができません。しかしながら相手方との交渉を自身で行うためには法律や自動車保険に関する知識が必要なため、自分で交渉を行うのは簡単ではありません。そんな時でも弁護士費用特約に入っていれば自動車保険に詳しく経験豊富な弁護士に相談したり委任したりすることができるので安心して交渉を進めることができます。

弁護士

この特約で利用できる弁護士費用とは、弁護士や司法書士を雇った場合の報酬や、訴訟費用、和解に必要となる費用などのことをいいます。弁護士に委任を行う場合は保険会社の承認を得る必要がありますので、事故が発生したらまずは保険会社に連絡を取り指示を仰ぎましょう。弁護士費用特約の保険金額は保険会社により異なりますが、ほとんどの保険会社は1事故につき300万円を限度としています。

またこの特約には弁護士への法律相談の費用や書類作成費用が含まれており、これらの費用は10万円が限度に設定されていることが多いです。万が一の事故に遭ってしまった際でも弁護士費用特約が付帯されていれば交渉を交通事故に詳しいプロフェッショナルに任せることができるため、加入しておくことで安心できる特約です。

対物全損時修理差額費用特約

事故で相手方の車を壊してしまった場合に補償してくれるのが対物賠償保険ですが、対物賠償保険では相手方の車の「時価額」までしか補償してくれません。「時価額」とは、現在の車の価値を表す価値のことで、現時点で同等のものを再度購入する場合の金額から、経年による消耗を差し引いた金額が時価額となります。つまり、古い車であればあるほど時価額は低くなります。したがって、相手方の車が古い場合、車の時価額よりも修理費用の方が高くなってしまうことがあるのです。

対物賠償保険のみだと時価額までの金額しか補償されないため、修理費用との間に差額が生じます。そこで対物賠償保険では支払いきれない部分を補償してくれるのが「対物全損時修理差額費用特約」で、この特約に加入しておけば差額費用を保険金額を上限に負担してくれます。車の修理費用の見積もりが時価額を超えることにより、示談交渉がまとまらないトラブルはよく発生します。このようなトラブルを避けるためにもぜひ加入しておきたい特約です。

ロードアシスタンス特約

「ロードアシスタンス特約」とは、契約している自動車が事故により走行不能になったりキー閉じ込めなどのトラブルに遭った場合にロードサービスを手配できる特約です。こちらの特約は保険会社によって基本補償に含まれていたり、保険料をプラスして特約として付加できるところがあります。

  • レッカーによる牽引
  • スペアタイヤの交換
  • バッテリー上がり時のジャンピング
  • 帰宅交通費、宿泊費用
  • タクシー等による移動費用
  • ガス欠になった時の燃料給油サービス
  • 警備スタッフによる現場かけつけ

以上のようなサービスが無料で利用することができる補償内容となっていますが、保険会社により含まれる内容や無料で利用できる上限金額が異なります。この特約に加入する際には各社の内容を比較することが大切です。

車両新価特約

車両新価特約は新車を所持している方におすすめの特約で、契約している自動車が全損になってしまった場合や修理費が新車価格相当額の50%以上となった場合に新車価格相当額を補償してくれます。

ここでの新車価格相当額とは、契約している自動車の新車の市場価格のことをいいます。例えば300万円の自動車を新車で購入した場合のケースを考えてみると、新車価格相当額は300万円とします。事故によりこの車に損害が発生し、修理工場で見積もりを取ったところ180万円という金額になりました。

車両新価特約に加入している場合、修理代(180万円)が新車価格相当額(300万円)の50%以上となったため、新車価格相当額の300万円が補償されるので新車に買い替えることも可能です。このように、新車で事故を起こしてしまった場合に非常に役立つ特約となっています。

代車費用特約

通勤、通学の手段や日常の移動手段として車を使っている場合、「代車費用特約」への加入を検討することをおすすめします。代車費用特約とは事故により自動車が使えなくなった場合、その期間のレンタカー費用を負担してくれるもので利用日数に応じて日額で支払われます。

保険会社によってはロードサービスの中に含まれているところもありますが、ロードアシスタンス特約として付帯している場合は特約を外してしまうと万が一の際に代車費用は自分で負担しなければいけません。日常生活の中で必ず車が必要だという方は代車費用特約を付帯しておくようにしましょう。

地震噴火津波車両全損時一時金特約

車両保険では「保険金をお支払いできない場合」として「地震、噴火またはこれらによる津波によって生じた損害」が設定されていることがほとんどです。しかし自然災害の多い日本では、いつ地震や噴火によって自動車に損害が出るかわかりません。もし「地震噴火津波車両全損時一時金特約」を付けておけば、車両保険で補償されない「地震、噴火、津波による損害」を被った時に一時金を得ることができます。

保険によっては損害が生じた場合だけではなく、自動車が埋没や流失してしまった場合や運転席が浸水してしまった場合にも一時金が出るものもあります。ただし近くに火山が多い地域などでは保険料が大きくアップすることもあります。まずは一括見積もりサービスなどを利用して特約を付帯させた場合の保険料を比較されることをおすすめします。

個人賠償責任特約

この特約は自動車事故以外の日常における事故によって他人に怪我をさせてしまったり他人のものを壊してしまった場合に損賠賠償を補償してくれるものです。個人賠償責任特約は記名被保険者とその配偶者、同居の親族、別居の未婚の子どもが対象となります。

この特約は自転車事故のような日常の中でいつ起きるかわからない事故の賠償金も補償してくれるので「自転車保険」の代わりとして注目を集めています。昨今、自転車事故による高額な賠償金のニュースを耳にすることが多くなりました。事故によって相手に後遺症が残ってしまったり、介護が必要になってしまった場合、ケースによっては何千万円もの慰謝料や介護費用を支払う必要が出てきます。

このようなケースは決して多いものではありませんが、もし運が悪くそのような事故を起こしてしまった場合は高額の賠償金によって自己破産してしまうこともあります。個人賠償責任特約は火災保険やバイク保険などの他の損害保険でも付帯させることができるので、二重に加入すると保険料が無駄になってしまいます。もし他の保険で付帯させていなければ高額に至る賠償事故に備えて加入しておきましょう。

ファミリーバイク特約

家族の中に原動機付自転車を使用する方がいる場合は、ファミリーバイク特約に加入されることをおすすめします。この特約を付帯させておくと自動車保険と同じく相手への賠償が生じた場合に保険金が支払われます。ただご自身のバイクに損害が出た場合、ファミリーバイク特約では補償されないので注意が必要です。

バイク事故

車両身の回り品補償特約

「車両身の回り品補償特約」は衝突や接触、盗難により車に損害が生じ、自動車に積載されていた身の回り品に損害が出た場合に保険金が支払われる特約です。車がガードレールにぶつかってトランクに入れいていたゴルフ道具が壊れてしまったり、車が盗まれてしまい車の中に積んであった衣類やカメラがなくなってしまったりした場合に役立ちます。

この特約の注意すべき点は「盗難」は車の盗難自体が対象となり、車上荒らしや部品の盗難は対象外であることが多いという点です。また身の回り品は衣類やカメラ、楽器、ゴルフ用品、スキー用品などが対象となりますが、現金やスマートフォンは補償の対象外であることが多いので内容については保険会社によく確認するようにしましょう。

カメラやゴルフクラブ、スノーボードは高価な物が多く、買い直すのにお金がかかってしまいます。日常的に高価な日用品を車に積んでいるという方は加入しておくと安心です。

おすすめ特約のまとめ

  • 任意保険はメインの補償となる基本補償とオプションで付加を決められる特約の組み合わせで構成されている
  • 特約の中でも加入と同時に自動的にセットされるタイプと任意で付帯を決められるタイプの2種類がある
  • 日常生活やライフスタイル、家族構成に応じて必要な特約に加入しておく

参考記事
・セゾン自動車火災:「その他の補償

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